櫻めでる家

 
 
 

躍動の手触り

・・・・・・・・・・・・・「櫻めでる家」で考えたこと
 
 

建て主は一言、「骨太の素材を匠の技で組んだダイナミックな家が欲しい」と言った。
瞬時に浮かんだのは、吹抜から見上げる梁と家本体を支える大黒柱。
ただ、大物を扱う時にこそ必要なのは「繊細な小技」である。
その一例が大黒柱の表面。堅い樹皮に守られた筋肉が畝る様な幹を直線製材せず、
大工が曲面に合わせ手持ち鉋で剥ぐように仕上げる。その姿は誰が観ても力強い。
しかし、その手間を掛けるだけの意味合いがあるか?、高まる存在感が必要か?、
その役者に相応しい舞台が備わっているか?が、現場からも建て主からも設計者に突き刺さってくる。
故に私は、「建て主が10年後に大きく頷けるか!」を自問し設計を進めている。

 

 


櫻並木から望む外観



西側外観


西側外観



玄関ポーチ



玄関



玄関ホール



居間



居間吹抜



居間



2階吹抜ホール



2階吹抜ホール



食堂


1階和室



2階個室



南側外観

 

■櫻めでる家

場  所 埼玉県
用  途 専用住宅
構  造 木造2階建て
竣工年数 2010年3月完成