敷島の家

 
 
 

柔らかい器を守る

・・・・・・・・・・「敷島の家」で考えたこと
 
 
この家の特徴は何と言っても敷地環境。
北隣にサッカースタジアムとその駐車場が隣接している。
その飛び抜けた視界を手に入れつつ、不特定多数の視線から守る仕掛けが、
「家の構え方」に求められる。
東、南、西の三方向は、明るい間取りや風の凪がれなどを優先させ、
北への防御、イベント音、空っ風、視線などは、瓦屋根に託された。
この北屋根、一見何の変哲のない屋根に見える。しかし、実は瓦屋根、
柔らかな器である台形の間取りを、すっぽり包むため緩やかに弧を描いている。
決してデザインしたかった訳ではない。あくまでもこの間取りを
この敷地が持つ力に自然に溶け込ませるため、景観への心遣い。
多分云わなければ、一般の方は誰も気がつかないだろう。
そんなこと、建て主にはどうでも良いこと、と云われそうだが、
この微かな孤が、家族に愛される家の背骨になる。強くそう思う。
 

 



外観





外観





外観




居間・食堂




居間・食堂




居間・食堂




階段




階段ホール吹抜




個室

 

 

 

 

■敷島の家

場  所 群馬県
用  途 専用住宅
構  造 木造2階建て
竣工年数 2012年5月完成