流山の家

 
 
 

還るために、家はある

・・・・・・・・・・「流山の家」で考えたこと
 
   帰る、還る、歸る、、、、、。 「かえる」という言葉の懐ろには、
「家が持っている底力」の多くが備わっている、と私は思う。

 暮らしの速度がどんどん加速し、子供からご年配まで、
一日中家におられる家人は、ほとんど居なくなった。
つまり現代社会は、家族を皆「帰る人」にした、といえるかもしれない。
では夕暮れ時、少しずつ近づいてくる家人を、
我が家は、どう迎えたら良いのだろう。
風情があっても、そこに艶やかな料亭の佇まいは似合わない。 
なぜなら、家人は皆、特別な構えは何もいらず、
「ただ今日の自分をそのまま迎えてほしい」と願うに違いないから。

 ならば、主らの帰宅を受け止める我が家には、何が必要なのだろう。

 それは「揺るがない腰構え」であり、
「固く守られた家族の居場所」であり、
時に「自制を促す父の顔」となり、
時に「すべてを認めてくれる母の包容力」でありたい。
そしてそれらが家中に溶け込んで、明日の自信へと湧き上がって欲しい。
 家も、人も、いずれ土に還る。
だからこそ毎日、心が腑に落ちて、帰れる家がいい。
 

 



外観





外観





居間




居間




居間




玄関




玄関




台所




1階寝室



1階寝室



和室



2階寝室



浴室



洗面所・便所・浴室のつながり

 

 

■流山の家

場  所 千葉県
用  途 専用住宅
構  造 木造2階建て
竣工年数 2012年9月完成